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竹内康光のワンフォーオール
配信日:2021/12/05 09:00

【南関東の話題】
南関東は師走競馬、船橋開催は早くも年内のファイナル。開催メインは牝馬交流重賞・クイーン賞、ハンデ戦だけに地方馬にもチャンスが大きなレース。

クイーン賞 (船橋千八)
1分51秒4(不良)
1着ダイアナブライト
2着サルサディオーネ
3着プリティーチャンス

ダイアナブライトは転入初戦、ミッドウェイファームに入厩して「外厩馬」として新たなスタート。レディスプレリュードでサンドコースの適性を確認してここへ、元JRAオープン馬に53キロは有利だった。中団からサルサディオーネを1秒上回る鬼脚を披露、最高の形で初戦を飾りこの路線のエース格にランクイン。
サルサディオーネは自分の競馬に持ち込めばいつも勝ち負け、左回りの中距離はベストで右回りの金沢千五で大敗してもあっさりと巻き返した。22秒9→24秒3→(12秒4)→25秒3→26秒5でクビ差、昨年の23秒3→24秒8→12秒4→24秒9→26秒0より半マイルで0秒9速いラップでもこの競馬。強い。
プリティーチャンスは前に5馬身離されて3着、上がりはサルサディオーネと同じ39秒4掛かって今回は力負け。脚質的に小回り適性には疑問符がつき、みやこSで牡馬相手に4着したように広いコース向きの印象。母フューチャサンデーも、一度だけ牝馬交流重賞スパーキングレディCに出走して3着だった。
4着ディアリッキーは3歳馬、今年の東京プリンセス賞で2着と千八はベストの距離。3代母ミュゲルージュの産駒にパノラマビューティ(東京シンデレラマイル優勝・クイーン賞とTCK女王盃で3着)が輩出した、南関東向きの牝系。5着サルサレイアはサルサディオーネの半妹、姉はゴールドアリュール・本馬はクロフネ産駒とダートの本流と言える配合。今回から堀千厩舎に移籍して姉のステーブルメイトとなり、まだ環境に慣らしている段階で地方馬4頭が掲示板に載る大健闘の一翼を担った。次走以降も上積みが期待できる。

チャンピオンズC
日本のダート競馬をスピード化したのはノーザンダンサーの血を引いたヴァイスリージェント系、クロフネがレコードでジャパンCダートを制したのが21世紀が始まった2001年。2013年のベルシャザール・2016年のサウンドトゥルーが、ヴァイスリージェントの系統からこのレースの優勝馬に名を連ねている。ミスタープロスペクター系のチャンピオンホース・キングカメハメハが生を享けたのも2001年、自身は芝で王座に就いたが産駒からはダートでもホッコータルマエとチュウワウィザードのチャンピオンが輩出。日本に根を張ったこの2つの系統は、新たな黒船を迎え撃つ王者の立ち位置。存在感を増すアンブライドルドとエーピーインディの子孫を、20年経った新時代の黒船と見立てた。
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☆誌上公開情報☆
阪神01R
◎13パルフェグラッセ
単20%、複80%
「ダートの方がいいと思っていた馬で、芝を試して悪い内容ではなかったがダートならあんなもんじゃない。一変すると思う。」と陣営。半兄パストーソは大井所属で黒潮盃2着・準重賞スターバーストC優勝、ダートで一線級の活躍を見せている。初戦の勝ち馬は中京の特別で人気の一角、ハイレベル戦だった。

◇プレミアム情報◇

(バラ売り提供)

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