【南関東の話題】
南関東は夏到来の暑さと思いきや、まだ薫風の吹き渡る季節でもある。川崎競馬のスパーキングナイターは、カクテルライトが灯る時分が競馬観戦にちょうどいい気温。開催メインは川崎マイラーズ、出走馬のほとんどが重賞ウイナーという豪華な顔ぶれ。

川崎マイラーズ　（川崎千六）
1分40秒4（良）
1着キャプテンキング
2着トロヴァオ
3着クリスタルシルバー

キャプテンキングはまさに横綱相撲、58キロを背負って単勝180円の人気も背負い切った。これで重賞4連勝、全て58キロを背負ってのものだけに価値は絶大。羽田盃馬で東京ダービーも2着に頑張ったが、「千四から千六がベスト。」と陣営はキッパリ。交流重賞はジャパンダートダービーで9着に敗れてから出走していないが、今年はダートグレードのタイトルも見えてきた。
トロヴァオはキャプテンキングより1つ年長の羽田盃2着馬、全日本2歳優駿で0秒4差の4着に駆けてから「世代を代表する馬になる」ともう何度書いたか。2年前のこのレースでもリアライズリンクスから0秒2差の2着、今度こそ完全復活を期待したい。
クリスタルシルバーは4歳世代のトップホース、ゴールドジュニアー優勝からずっとハイレベルな戦いを続けている。初めて地元を離れての輸送競馬、小回りも左回りも初めてだったが見事に対応した。距離にも融通が利くが、本質はマイラー。
4着トキノパイレーツも4歳馬、JRAで2勝してからの転入は近年のトレンド。重賞に手が届くところまで、ゆっくりと成長してきた。後続には8馬身差をつけており、どこまでも4頭の競馬だった。5着アンサンブルライフはトロヴァオと同じ6歳、2歳時には的場文騎手にダービー制覇を夢見させるほどの「早熟の天才」。4歳時にさきたま杯4着、5歳時にはさきたま杯3着とオーバルスプリント4着と息の長い活躍をしている。

オークス
桜花賞馬が確勝を期したNHKマイルで一敗地にまみれ、オークスは桜花賞上位馬とトライアル組の力関係が最大の注目点。土曜最終の1000万下で1分20秒5の勝ち時計、先週に続いて高速馬場への適性で「母系にスプリンター」をキーワードにすると桜花賞上位馬よりもトライアル組に魅力を感じる。
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☆誌上公開情報☆
新潟01Ｒ
◎13トミケンルーア
単20％、複80％
土曜日の竹内厩舎はイサチルダイチの4着が最高、それでも先行策に戻したミサコの走りには光明も見えて次走注目の一頭。今日こそはと勝ち鞍を狙って朝イチからこの馬がスタンバイ、「前走は攻めで加減し過ぎたので、今回はその点を考慮した。前々走だけ走れれば。」と師。前回坂路55秒4を今回は53秒7に攻め強化、勝ちに来た。

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