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竹内康光のワンフォーオール
配信日:2018/10/08 09:00

【南関東の話題】
南関東では的場文男騎手の地方競馬最多勝記録・7152勝更新のフィーバーもひと段落、9月7日に62歳になったご本人も黙々と日々の競馬に打ち込んでいる。4年くらい前は「竹見さんの記録は凄いよ、俺はそんなに乗れないと思うよ。」と話していたが、今は来年に持ち越された宿題(東京ダービー制覇)に向けて着々と準備を重ねている。
9月19日には東京記念をシュテルングランツで逃げ切って、最高齢重賞制覇の記録を更新した。かと思えば、翌日のメインもニシノラピートで逃げ切り。この世代にしては珍しく、「技を盗め」ということは言わずに後輩たちと気さくに交流する。かつて内田博幸騎手が大井に来た時も、同郷というのもあったろうけれどよく面倒を見て騎乗馬も回していた。いつも前を向いて進んでいく背中は、後輩たちの良きお手本だ。
古い話をして恐縮だが、2003年のクラシックロードはナイキゲルマンとのコンビで戦った。同じオーナーのナイキアディライトが、南関東4戦4勝(JRA2戦0勝)で羽田盃に駒を進めた年。ナイキゲルマンはそこまで9戦3勝の叩き上げ、羽田盃でナイキアディライトとぶつかったが0秒9差の2着に完敗。
実はこの2頭が入厩する前に、的場文男騎手はどちらに乗りたいのか尋ねられていた。自分が選んだゲルマンが大井の蛯名末五郎厩舎、もう一方のアディライトが船橋の出川龍一厩舎に振り分けられた。アディライトの鞍上は長年のライバル・石崎隆之騎手に決まり、ゲルマンは2歳8月23日・アディライトは2歳9月20日にともに新馬戦を勝利で飾っている。
羽田盃の日の最終レースを蛯名末五郎厩舎のホウザングラマーで勝った的場文男騎手は、「ダービーまでの1ヶ月、毎日の稽古でアディライトとの差を1秒詰められるように工夫して乗りたい。」と話してくれた。決して後ろを振り返らず、前だけを見つめる男なのだ。1ヶ月後の東京ダービーでは、着差はほぼ変わらずの1秒でまたも2着。敢えて羽田盃と同じ競馬を試みて、果敢に挑んだ結果だった。
その2003年は前年に続いてライバル・石崎隆之騎手を前年と同じ5勝差で振り切って2年連続で南関東リーディングを獲得している。しかし翌年は親身に面倒を見た内田博幸騎手に7勝差でリーディングを奪われ、内田博幸騎手がJRAに移籍する2007年まで彼の時代が続く。その時のお話は、また次に機会に。

☆誌上公開情報☆
東京08R
◎14エンパシー
単20%、複80%
「前回は勝ちパターンの競馬だったんですけどね。いい形で運べましたよ。こういうレースができればチャンスがありそうですね。」と蛯名騎手。その蛯名騎手から「芝を試したい」と進言があった。「前走は発走地点の芝の部分でスピードに乗れた。初芝になるけれど、新味に期待。」と陣営。父は芝ダート兼用のメイショウボーラー。

◇プレミアム情報◇

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◆東京03R/単複
[100pt]

◆京都06R/単複
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