【南関東の話題】
南関東は大井競馬、今年も終わりが近づいたトゥインクル開催のメインはマイルグランプリ。マイラーにとっては秋の大目標、来年は1ヶ月前倒しで実施されるという発表があったばかり。

マイルグランプリ　（大井千六）
1分40秒7（良）
1着セイスコーピオン
2着トーセンハルカゼ
3着ケイアイレオーネ

セイスコーピオンは好調期間が長いタイプではないが、大井に輸送して追い切る意欲的な臨戦過程。赤岡騎手と3度目のコンビで、好発を決めるとケイアイレオーネが来るのを待って真後ろに付けた。勝負処もケイアイレオーネをなぞるようなコース取りで、直線はライバルを目標に真一文字に伸び切った。陣営と鞍上の作戦勝ち。
トーセンハルカゼも好発、インでジッと脚を溜めて機を伺っていた。3コーナー過ぎで外からケイアイレオーネに被されても慌てず、コーナーワークで前に出ると最後まで抜かせなかった。これでマイルは【2.2.2.1】とベストの距離、鞍上も自信を持って乗っていた。
ケイアイレオーネは発馬でわずかにロス、超大型で馬群で小脚を使わせることはできない馬。「出して行く」というのが的場文騎手の判断、3番手の外で伸び伸びとしたストライドで走らせることができた。人気と重斤を背負う立場で後続の目標になり、前を交わせず後ろに差される形になったがよく走っている。
4着トロヴァオは外でケイアイレオーネをマークする競馬、ライバルが抜けた後を襲う作戦はセイスコーピオンと同じだったが機動力は相手が上。グルっと外を回る形で目標を交わせず。5着ソッサスブレイは船橋の所属馬だが、右回りが上手で大井に照準を合わせて3歳重賞路線を戦った馬。遅めの夏休みを経て、気性面の成長が窺えた。

マイルCS
モーリス以降は絶対王者不在のマイル路線。モーリスのライバルだったネオリアリズムは香港へ直行、安田記念を勝ったサトノアラジンも香港遠征を見据えている。ムーア騎手は武豊騎手の怪我で鞍上が空席となったエアスピネルに騎乗（結局武豊騎手は復帰してジョーストリクトリとのコンビ）、デムーロ兄弟はミルコがペルシアンナイトでクリスチャンがレッドファルクス。外国人騎手の動向を追うだけでも目が回る。登録段階で除外対象だと、想定時点でも鞍上は未定という馬も複数。どこからでも狙えるレース、大穴を狙って強振した。
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☆誌上公開情報☆
福島12Ｒ
◎09フリームーヴメント
単20％、複80％
前々は直線で不利があったが、最後はよく差を詰めていた。前走は芝を除外されてのダート出走、当時の追い切りはフェイムゲームとの併せ馬でデキ自体はグングン上がっている。「この馬は平坦の芝が一番いいので展開次第ではもう少しやれても。」と陣営、ブラックバード（1600万下4着）と0秒3差の接戦歴もあり一発を期待した。

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