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竹内康光のワンフォーオール
配信日:2017/10/15 09:00

【南関東の話題】
南関東でも2歳重賞路線がスタート、来年のクラシックに向けて長い道のりが始まった。川崎のスパーキングナイターで行われた鎌倉記念を振り返る。

鎌倉記念(川崎千五)
1分35秒4(稍重)
1着リコーワルサー
2着マッドドッグ
3着ゴールドパテック

リコーワルサーは発馬で内にヨレてシェーンリートに接触、ホームストレッチで森泰斗騎手が馬群の中へ誘導した。シェーンリートのすぐ後ろにつけたが、相手の手応えが良くないと見るや一気に動いて3コーナーではマッドドッグの直後。鞍上は直線の入口でこれを交わせると判断して、外のモリノラスボスとの距離を測って追い出した。リーディングジョッキーには、レースが完璧に見えていた。
マッドドッグは積極策、初の左回りで念のためにラチを頼らせた真島騎手の好判断。長距離輸送を経ても馬体が減らなかったフィジカルの強さと、リコーワルサーに交わされてからも諦めずに走り切ったメンタルの強さは2歳馬離れしている。「かなり物見をしていました。全力を出し切ったわけではなさそう。」と鞍上。
ゴールドパテックも前走で不利をはねのけて勝利を掴んだ強心臓の持ち主、ラストの脚は目立っていて、大井の外回りで戦えるクラシックロードが楽しみになった。ゴールドアリュール産駒でデピュティミニスターが母系に入る配合は、ゴールドドリームと同じ。
4着ポッドジゼルは中団のインから、差し馬では真っ先に動いて長くいい脚を使っていた。あとひと呼吸仕掛けを待っていれば、馬券圏内に届いていた。5着モリノラスボスは盛岡芝のジュニアグランプリを勝ってここに挑戦したエスポワールシチー産駒、手応えの割に伸びていなかった感もありもしかしたら芝馬かも。10着に敗れたシェーンリートは、「砂を被ったからなのか、全然進んで行きませんでした。」と御神本騎手。

秋華賞
ジェンティルドンナとヴィルシーナでワンツーを決めた2012年から、ディープインパクト産駒が5年連連対でしかも3連勝中のレース。今年も3頭がエントリーしてきたが、この傾向は続くのか?ディープインパクト産駒の桜花賞馬マルセリーナが馬群に沈んだのは2011年、馬場状態は稍重で行われた。今年は道悪が予想されているだけに、他の種牡馬の産駒にもチャンスが生まれたと見るべきか。
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東京01R
◎02アメリカンツイスト
単20%、複80%
デビュー前から陣営が背中の良さを評価していた馬、デビュー戦の好内容だったが2戦目が案外。しかも田辺騎手から▲武藤騎手への乗り替わりで人気は下降気味、そこに妙味が出てきた。「ストライドが大きく長い距離が合うと思ったが、前走は掛かりっぱなしだった。血統からやはり短い方がいいのかも。」と陣営、父母ともキャリアハイはマイル重賞だった。

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