南関東は船橋競馬→川崎競馬へのナイトレースでリレー開催、開催のメインは3歳馬による重賞・戸塚記念。夏の名残で牝馬にもチャンスがある重賞だが、今年はシェアハッピーのみが参戦。

戸塚記念　（川崎二一）
2分17秒4（重）
1着カンムル
2着キングガンズラング
3着キャッスルクラウン

カンムルは発馬でミスが出て中団からの競馬、サイバーエレキングの逃げがスローだったので難なく不利を取り返せた。少し掛かり加減ではあったが手応えは抜群、3コーナー手前からは馬なりで進出して早めに先頭に立つとキングガンズラングとの一騎打ちを制して重賞初制覇。小久保師の作戦通りの仕掛けが嵌って、未勝利時代にリゾネーター（伏龍S）と僅差の競馬をしていた素質がようやく花開いた。秋の目標はダービーグランプリ。
キングガンズラングはカンムルが仕掛けるのを見極めて、後をを追うようにして進出。直線は相手の渋太さを警戒して、馬体を併せには行かず離れた外から一気に差そうとしたが僅かに及ばなかった。石崎駿騎手とはここまで全勝、今日は及ばなかったが本当に手が合う。
キャッスルクラウンは中野騎手が追い出しを待って、長くいい脚を使えるこの馬の長所を引き出した。前2頭からは大きく離されたものの、これで川崎は全日本2歳優駿を除けばオール掲示板内。コース適性と鞍上の腕で複穴を演出。
4着ラッキーモンキーはクラウンCで10番人気3着と川崎コースに適性があったようで、今回も13番人気に反発するように4着。「ズルい面があるけど、左回りだといい緊張で走れる分刺激になっているみたい。」と鷹見師。5着ブラウンレガートは東京ダービーでもラチ沿いから脚を伸ばして3着、馬群に怯むどころか闘争心が湧き出るタイプ。今日もインを追走したが、カンムル→キングガンズラングが「2段ロケット」で早めに動いたのでサイバーエレキングがバテて退がったことで内が大渋滞。外がスイスイ流れるのを横目に、4コーナーまで馬群を捌きながらスムーズな加速ができず。力を出し切れなかった。


☆誌上公開情報☆
中山02Ｒ
◎06ランリーナ
単20％、複80％
デビューから2戦は堅実に走って掲示板を確保、デビュー戦は差して前走は先行策と操縦性も高い馬。「前走は意識的に前に行ったんですけど、勝ち馬が来た時に抵抗できませんでした。もうひとつでした。」と吉田豊騎手、竹内師も「前走は位置を取りにいった分、終いが甘くなった。今回はジックリと乗ってもらうつもり。」と待機策で決め手を引き出す作戦。

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