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竹内康光のワンフォーオール
配信日:2017/03/26 09:00

【南関東の話題】
南関東は最後の昼間開催となった大井競馬、メインはクラシックの前哨戦・京浜盃。2歳重賞路線を戦ってきた馬たちに、新興勢力や牝馬路線からのチャレンジャーが挑んだ。

京浜盃 (大井千七)
1分48秒5(不良稍重)
1着ヒガシウィルウィン
2着ピンクドッグウッド
3着ブラウンレガート

ヒガシウィルウィンの森泰斗騎手は、3年連続で南関東リーディングを獲得。年間300勝→通算2000勝と金字塔を打ち立てつつ、体のケアには人一倍気を遣っている。この開催の前に腰の治療を受けたそうで、「すっかり違和感がなくなって、思い通りに全身が動かせています。追って味のある馬だし、最高の結果を出せると思います。」と自信を漲らせてレースに臨んだ。
大井の千七は1コーナーまでの距離が短く、ここは先行争いが激しくなると読んで発馬をひと呼吸遅らせる余裕の騎乗。道中はピンクドッグウッドの赤岡騎手の勝負服を目標に押し上げて、直線に入っても追い出しをじっくりと我慢。ゴール前で豪快な末脚を引き出して、人馬ともにに躍動。改めて羽田盃(5月10日)の最有力馬に名乗りを上げた。
ピンクドッグウッドはヒガシウィルウィンと同じ新ひだかのグランド牧場の生産馬、暮れの東京2歳優駿牝馬(ピンクドッグウッド→アップトゥユー)に続いてのワンツーフィニッシュ。ユングフラウ賞→浦和桜花賞を予定していたが、浦和競馬場の揺れる馬場(橋梁の部分)に驚いて強烈に外に張ったので路線変更。実績のある大井競馬場で京浜盃→東京プリンセス賞の路線を選択、「牡馬相手でも見苦しい競馬にはならない。」という稲益師のコメント以上の好走。バンドオンザランとローズジュレップを自力で潰して、直線では一旦完全に先頭。この日の赤岡騎手はひとつ前のレースでもアグレッシヴな騎乗を見せていた。こちらも東京プリンセス賞では最有力。
ブラウンレガートは前開催で新設されたクラシックトライアルを快勝、既に羽田盃と東京ダービーの出走権を手にしている。左手を骨折して療養中の的場文男騎手に代わって、南関東リーディング2位の矢野騎手が鞍上。前には離されたが中団からしっかり末を伸ばした。距離が延びて良さそうなタイプ。
4着ローズジュレップは3ヶ月ぶりの実戦で、僚馬カンムルとともに追い切りは浦和競馬場の本馬場。大井までの輸送を含めて短期間に2度馬運車に乗って、テンションが上がってしまった。パドックでチャカついて、レースでも折り合えずラストが甘くなった。5着ミサイルマンは千二で連勝したスピード馬、マイルまでは克服したがクラシックを戦うために折り合いを教え込むために最後方から。同馬主カンムルともども先を見据えたレースに終始、ここを叩かれて本番はガラッと変われるはず。

高松宮記念
昨年のスプリンターズSは0秒5差(3馬身以内)に、ブービー15着までがひしめく大混戦。
競馬は着差が大きいほど馬の実力を反映するもので(レーティングはここに基礎を置いた考え方)、着差の小さいレースは実力あまり反映せず次走で着順が入れ替わりやすい。そのスプリンターズSから7頭が出走するが、すべての馬が「圏内」ということになる。同様に0秒5差(3馬身以内)に何頭がいたのかという視点でスプリンターズS以降の短距離重賞を振り返ると、新しい順に
オーシャンS…11頭
阪急杯…5頭
シルクロードS…8頭
京都牝馬S…6頭
京都金杯…7頭
阪神C…8頭
京阪杯(重馬場)…1頭
マイルCS…9頭
スワンS…7頭
となる。もっとも力を反映していたのはどのレースか、そこで勝負圏内にいた馬はどの馬か?穴馬をあぶり出して、高配当を狙う。

☆誌上公開情報☆
中山01R
◎08サラノア
単20%、複80%
昨夏にサトノアレス(朝日杯FS)と0秒8差、そのレースの2・3・5・6着馬は勝ち上がって500万下でも好勝負した馬も複数いるハイレベルレース。デビュー戦の1着馬は新潟2歳S3着・2着馬は芙蓉S2着、やってきた相手が違う。前走の大敗はダートではなく距離が長かったせいで、陣営は適性を信じて再度のダート起用。状態アップと距離短縮で大駆けが潜む。

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