竹内康光のワンフォーオール
配信日：2017/03/12 09:00
【南関東の話題】
南関東は真冬の気温が戻って来て、まさにレース名にあったような「余寒」。来週から始まるナイトレースが少し心配になったが、レースは熱い戦いの連続で開催メインはフジノウェーブ記念。
フジノウェーブ記念 （大井千四）
1分26秒5（稍重）
1着ケイアイレオーネ
2着タイムズアロー
3着サクラレグナム
ケイアイレオーネは2歳時から千四に実績がある馬だが、レース前の的場文男騎手は「今は7歳だし、中距離のペースにも慣れている。枠順も外（15番）だし、キツイんじゃないかな。もちろん、一発は狙いますけどね。」とさほど強気ではなかった。しかし7,000勝に向かって驀進中の勢いで、この日はそこまで3勝を挙げて波に乗っていた。発馬を決めるとすぐにソルテをマーク、4コーナーで前を行くソルテとゴーディーを潰すと、直線で迫ってきた追い込み勢も渾身の追いっぷりで突き放して快勝。575キロのパワフルな馬体で59キロもなんのその、鞍上もガッツポーズの会心の騎乗。芦毛の馬体はフジノウェーブというにはまだ白さが足りないが、伝説の継承者たる資格は備えている。春の大目標は5月24日の大井記念で、その先には帝王賞を見据えている。
タイムズアローは力がありながら、気を抜いたり手前の変換が遅れたりと乗り難しいタイプ。腕達者の笹川騎手が初騎乗、この馬の能力を引き出して鋭く末を伸ばした。過去3年は1分25秒1→1分24秒6→1分25秒5だった勝ち時計が、今年は1分26秒5も掛かってくれて道中で置かれながらも盛り返せた。
サクラレグナムは8歳馬、落ち着き払ったパドックだったが山崎誠士騎手が跨ると頃合いの気合を出して好気配。一旦2番手に上がってから少し甘くなったが、あとひと絞りあれば粘りも増していたはず。
4着コンドルダンスは7勝全てがマイル以下、ここ3戦は千七と千八で善戦止まりだったがやはり距離が響いていた。マイルまでなら今回のようにラストまできっちり伸びるが、今回は出負けした分馬券圏内に届かず。10着に敗れたソルテは、本質的には逃げ馬の気性。ゴーディーに内から行かれて、ケイアイレオーネに外から被せられたことで戦意喪失。498キロと14キロ絞ったが、59キロも応えていたか。
的場文男騎手は今開催10勝を挙げて絶好調、初日には新設のクラシックトライアルを勝ってダービーへの切符を手に入れた。「ブラウンレガートは稽古から跨ってるけど、まだまだ途上の仕上げ。あの勝ちっぷりなら、もっとよくなってくれるでしょう。」と、この春は7,000勝・佐々木竹見さん越え、そして悲願の東京ダービーと大願が成就しそう。60歳6ヶ月での重賞勝利で、自身の持つ最高齢記録も更新した。
☆誌上公開情報☆
中山04Ｒ
◎09ヒラボクメジャー
単20％、複80％
昨日はガレットショコラが惜しくも2着だった竹内厩舎、前走で馬券になった中山01Rニシノキスミー・中京01Rレッドコマチはもちろん期待大。この馬は、「デビュー戦は追い足りない状態で、投票したら入っちゃった。芝ダートは不問で、今回はいい競馬をしてくれるはず。」と竹内師。中京04Rコージェントは初障害だが、「浜野谷騎手の評価は高い」と師。
◇ﾌﾟﾚﾐｱﾑ情報◇
(バラ売り提供)
◆中京02R／単複
[100pt]
◆中山06R／単複
[100pt]
◆阪神11R／単複
[100pt]
レースごとにバラ売り提供いたします。情報は、ログインＭＥＮＵの「特設ステージ」内にアップしてあります。よろしければお好きなレースをご購入ください。
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南関東は真冬の気温が戻って来て、まさにレース名にあったような「余寒」。来週から始まるナイトレースが少し心配になったが、レースは熱い戦いの連続で開催メインはフジノウェーブ記念。
フジノウェーブ記念 （大井千四）
1分26秒5（稍重）
1着ケイアイレオーネ
2着タイムズアロー
3着サクラレグナム
ケイアイレオーネは2歳時から千四に実績がある馬だが、レース前の的場文男騎手は「今は7歳だし、中距離のペースにも慣れている。枠順も外（15番）だし、キツイんじゃないかな。もちろん、一発は狙いますけどね。」とさほど強気ではなかった。しかし7,000勝に向かって驀進中の勢いで、この日はそこまで3勝を挙げて波に乗っていた。発馬を決めるとすぐにソルテをマーク、4コーナーで前を行くソルテとゴーディーを潰すと、直線で迫ってきた追い込み勢も渾身の追いっぷりで突き放して快勝。575キロのパワフルな馬体で59キロもなんのその、鞍上もガッツポーズの会心の騎乗。芦毛の馬体はフジノウェーブというにはまだ白さが足りないが、伝説の継承者たる資格は備えている。春の大目標は5月24日の大井記念で、その先には帝王賞を見据えている。
タイムズアローは力がありながら、気を抜いたり手前の変換が遅れたりと乗り難しいタイプ。腕達者の笹川騎手が初騎乗、この馬の能力を引き出して鋭く末を伸ばした。過去3年は1分25秒1→1分24秒6→1分25秒5だった勝ち時計が、今年は1分26秒5も掛かってくれて道中で置かれながらも盛り返せた。
サクラレグナムは8歳馬、落ち着き払ったパドックだったが山崎誠士騎手が跨ると頃合いの気合を出して好気配。一旦2番手に上がってから少し甘くなったが、あとひと絞りあれば粘りも増していたはず。
4着コンドルダンスは7勝全てがマイル以下、ここ3戦は千七と千八で善戦止まりだったがやはり距離が響いていた。マイルまでなら今回のようにラストまできっちり伸びるが、今回は出負けした分馬券圏内に届かず。10着に敗れたソルテは、本質的には逃げ馬の気性。ゴーディーに内から行かれて、ケイアイレオーネに外から被せられたことで戦意喪失。498キロと14キロ絞ったが、59キロも応えていたか。
的場文男騎手は今開催10勝を挙げて絶好調、初日には新設のクラシックトライアルを勝ってダービーへの切符を手に入れた。「ブラウンレガートは稽古から跨ってるけど、まだまだ途上の仕上げ。あの勝ちっぷりなら、もっとよくなってくれるでしょう。」と、この春は7,000勝・佐々木竹見さん越え、そして悲願の東京ダービーと大願が成就しそう。60歳6ヶ月での重賞勝利で、自身の持つ最高齢記録も更新した。
☆誌上公開情報☆
中山04Ｒ
◎09ヒラボクメジャー
単20％、複80％
昨日はガレットショコラが惜しくも2着だった竹内厩舎、前走で馬券になった中山01Rニシノキスミー・中京01Rレッドコマチはもちろん期待大。この馬は、「デビュー戦は追い足りない状態で、投票したら入っちゃった。芝ダートは不問で、今回はいい競馬をしてくれるはず。」と竹内師。中京04Rコージェントは初障害だが、「浜野谷騎手の評価は高い」と師。
◇ﾌﾟﾚﾐｱﾑ情報◇
(バラ売り提供)
◆中京02R／単複
[100pt]
◆中山06R／単複
[100pt]
◆阪神11R／単複
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