竹内康光のワンフォーオール
配信日:2025/01/13 09:00
【南関東の話題】
地方競馬に所属する馬は月3回の出走はザラで、「無事是名馬」を地でいく馬たちがワンサカといる。南関東では9歳暮れが「定年」で、A1クラスで入着した馬を除いては引退するか移籍しなければならない。昨年13歳まで現役(出走は12歳まで)を続けたリッカルドが引退したが、11歳と12歳でも勝ち鞍を挙げたように能力減退がなければ競走馬として生きていく道が残されている。
オープン馬以外の馬たちの中にも、年齢制限がない地区へ移籍して現役を続ける馬もたくさんいる。JBISサーチによれば10歳以上の競走馬は1月6日現在で300頭以上登録されていて、アナザートゥルース(道営)・エッシャー(岩手)・トキノパイレーツ(岩手)・ハセノパイロ(道営)・ベンテンコゾウ(道営)の5頭は南関東重賞勝ちの実績がある馬たちだ。
平林健一『サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬』(NHK出版、2024年)という本が話題になっていて、競走生活を終えた馬たちの生きる道を模索する人々を追いかけている。引退馬問題に関わる人々に「共通のゴールがない」(p.236)ことを前提としつつ、JRAの現役調教師や引退した調教師にも取材をした好著だ。取材対象は片野ゆか『セカンドキャリア 引退競走馬を巡る旅』(集英社、2023年)と一部重なっているが、その人たちの「その後」も垣間見ることができるので、同書を読んだと言う方にも一読をお薦めしたい。
両書には取り上げられていないが、川崎で調教師をしていた栗林信文さんが昨年4月に引退した後に福島県で馬の余生を支援するNPOを設立して4頭の馬を世話しながら農園を経営している。JRAの角居元調教師と同じく、「まだ体が動くうちに」と60歳になる前に新たな道へと進んでいる。
競走馬は走れる限り走るのが幸せであり、地方競馬にはオーナーシップを通じて馬への愛を示す方法もある。今日から始まる大井競馬にも、リプルマーク(36戦3勝・C2クラス)→パツキン(77戦4勝・C1クラス)→ルックスライクパツ(現役14戦1勝・C2クラス)と血を繋ぐオーナーがいる。
ルックスライクパツは近親と呼べる範囲にはブラックタイプは見当たらず、4代母の4代孫にローレルゲレイロ(高松宮記念・スプリンターズS)が輩出したが、普通ならその血を繋ぐのは難しい。オーナーはそれでもパツキンの妹にはデルモ、ルックスライクパツの妹にはキンノパツコと名付けて、採算は別にして走らせている。国際G1で活躍する馬から、地方競馬のC級を走る馬までオーナーシップは馬主の数だけある。しかしそれらを基礎付けるのは全て、競走馬への愛情である。
☆誌上公開情報☆
中山08R
◎02ライジンマル
単20%、複80%
フェアリーSのハードワーカーは7着、無事に帰って来て1分34秒2の時計も上々。今日の3頭はいずれも手応えあり、「前走は半年ぶり、いい頃の動きを取り戻しているので何とか。五分の発馬ができれば。」と好感触。中山5Rのコウユーウィズユーは「稽古での反応が良く、走りに前向きな馬。」だそう。
◇プレミアム情報◇
(バラ売り提供)
◆中京10R/単複
[100pt]
◆中山11R/単複
[100pt]
◆中山12R/単複
[100pt]
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地方競馬に所属する馬は月3回の出走はザラで、「無事是名馬」を地でいく馬たちがワンサカといる。南関東では9歳暮れが「定年」で、A1クラスで入着した馬を除いては引退するか移籍しなければならない。昨年13歳まで現役(出走は12歳まで)を続けたリッカルドが引退したが、11歳と12歳でも勝ち鞍を挙げたように能力減退がなければ競走馬として生きていく道が残されている。
オープン馬以外の馬たちの中にも、年齢制限がない地区へ移籍して現役を続ける馬もたくさんいる。JBISサーチによれば10歳以上の競走馬は1月6日現在で300頭以上登録されていて、アナザートゥルース(道営)・エッシャー(岩手)・トキノパイレーツ(岩手)・ハセノパイロ(道営)・ベンテンコゾウ(道営)の5頭は南関東重賞勝ちの実績がある馬たちだ。
平林健一『サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬』(NHK出版、2024年)という本が話題になっていて、競走生活を終えた馬たちの生きる道を模索する人々を追いかけている。引退馬問題に関わる人々に「共通のゴールがない」(p.236)ことを前提としつつ、JRAの現役調教師や引退した調教師にも取材をした好著だ。取材対象は片野ゆか『セカンドキャリア 引退競走馬を巡る旅』(集英社、2023年)と一部重なっているが、その人たちの「その後」も垣間見ることができるので、同書を読んだと言う方にも一読をお薦めしたい。
両書には取り上げられていないが、川崎で調教師をしていた栗林信文さんが昨年4月に引退した後に福島県で馬の余生を支援するNPOを設立して4頭の馬を世話しながら農園を経営している。JRAの角居元調教師と同じく、「まだ体が動くうちに」と60歳になる前に新たな道へと進んでいる。
競走馬は走れる限り走るのが幸せであり、地方競馬にはオーナーシップを通じて馬への愛を示す方法もある。今日から始まる大井競馬にも、リプルマーク(36戦3勝・C2クラス)→パツキン(77戦4勝・C1クラス)→ルックスライクパツ(現役14戦1勝・C2クラス)と血を繋ぐオーナーがいる。
ルックスライクパツは近親と呼べる範囲にはブラックタイプは見当たらず、4代母の4代孫にローレルゲレイロ(高松宮記念・スプリンターズS)が輩出したが、普通ならその血を繋ぐのは難しい。オーナーはそれでもパツキンの妹にはデルモ、ルックスライクパツの妹にはキンノパツコと名付けて、採算は別にして走らせている。国際G1で活躍する馬から、地方競馬のC級を走る馬までオーナーシップは馬主の数だけある。しかしそれらを基礎付けるのは全て、競走馬への愛情である。
☆誌上公開情報☆
中山08R
◎02ライジンマル
単20%、複80%
フェアリーSのハードワーカーは7着、無事に帰って来て1分34秒2の時計も上々。今日の3頭はいずれも手応えあり、「前走は半年ぶり、いい頃の動きを取り戻しているので何とか。五分の発馬ができれば。」と好感触。中山5Rのコウユーウィズユーは「稽古での反応が良く、走りに前向きな馬。」だそう。
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[100pt]
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