【南関東の話題】
南関東を含めた地方競馬は、年末年始が「書き入れ時」で東京大賞典も売り上げレコードを記録した。暮れの大一番は最高のメンバー、JRAの役者が揃いすぎて地方勢は低調な顔ぶれとなったのが今後の課題。

東京大賞典　（大井二千）
2分04秒9（良）
1着フォーエバーヤング
2着ウィルソンテソーロ
3着ラムジェット

フォーエバーヤングは好発からハナを伺ったが、外のクラウンプライドが主張すると番手に控えた。ウィルソンテソーロとラムジェットにマークされても、泰然と自分の競馬に徹していた。勝負処の手応えは渋かったが、加速が付くと脚力の違いを見せて圧勝。「勝負処の手応えは今後の課題、負けるとは思わなかったが世界一を目指す馬なので今後のために追っておいた。」と坂井瑠騎手。白い砂で2度目の2分04秒台はワールドクラスの力の証。
ウィルソンテソーロは昨年の東京大賞典で2分07秒4、今年の帝王賞で2分07秒2だったが今回は2分05秒2で駆けて成長を見せた。「よく頑張ってくれたよ。」と川田騎手、素っ気なく聞こえるがパートナーへの最大の賛辞。
ラムジェットが2着とタイム差なしで東京ダービーとジャパンダートクラシックから時計を詰めている。フォーエバーヤングとの着差も1秒4から大幅に詰めて、インで捌ける器用さも活かしたが「相手が強かった」と三浦騎手。
4着ウシュバテソーロは稽古からブリンカーを着用して反応を引き出そうとしたが、追ってから渋くなった。ゴールドCで3連覇を逃したスマイルウィと同じく7歳の暮れ、反応の速さや瞬発力はどうしても落ちる頃。5着グランブリッジは積極策で流れ込みに成功、テン乗りの松山騎手が前任者・川田騎手の騎乗をよく研究して馬の力を出し切った。紅一点だったが、帝王賞の2分08秒2から持ち時計を1秒7短縮する大健闘だった。

☆誌上公開情報☆
中山11Ｒ
◎07イサチルシーサイド
単20％、複80％
金杯のシンリョクカは残念だったが、9Rで初勝利を挙げた竹内厩舎は幸先のいいスタート。今日は東西メインに管理馬を送り込んで、本馬は「前走は上手な競馬で余力を残した走り、良馬場なら昇級戦でも好レースに持ち込めそう。」と師。西の万葉Sも2018年にトミケンスラーヴァで勝った縁起のいいレース。

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